部下が上司に求めること「アクノリッジメント」

多くのスタッフと面談をする中で気づいた「部下が上司に求めることは何か?」を理解することで、マネジメントや部下育成のヒントを得ることができる。失敗を恐れたり、叱られてすぐに心が折れたり、仕事に自信を持てない部下たちにどう関わると成果が出やすいかを考える。今回は部下が求めるアクノリッジメント(承認)について考える。現在、外部社員ではあるが、とある会社のアシスタントマネージャーとして毎週20名近くの社員とコーチングをおこなっている。

直接の評価者ではないからこそ様々な心の内を話してくれる中で、部下が上司に求めていることは何かが具体的に見えてきた。

部下視点での考え方を理解することで、マネジメントや部下育成をより良くしていくきっかけにして欲しい。

部下が上司に求めること「アクノリッジメント」

 

目の前の仕事にいっぱいになっている部下たち

上司から見ると、もっと多くのことを任せたいと思う一方で、いま、あなたの部下の状態はどうだろうか?

多くの部下たちは様々なことをやっている中で、何が上手くいっていて、何が上手くできていないのか、また、その要因は何かを立ち止まって整理することさえできていないときがある。

そんな中、部下たちは上司にどんな関わりを求めているのだろうか?そして、どのように指導をされたいと思っているのだろうか?

部下はなぜ「アクノリッジメント」を求めるのか

アクノリッジメントとは「承認すること」です。

外から見ていると淡々と進めているようにみえるかもしれないが、実は自分のやっていることは、本当にこれでいいのだろうか?と問いかけている。

その不安を解消してくれることが、上司や周囲の人たちからの承認なのです。認めてもらうことで、安心して次のステップにチャレンジできるようになります。

入社時は上手く仕事を進めることができなかったスタッフが、自律的かつ後輩のお手本になるようになった社員になぜ仕事が上手く進められるようになったのか聞いたところ、先輩に自分のやり方が合っているんだと認めてもらえたことで、自信を持って自発的に取り組めるようになったと言っていた。

また、あるスタッフは、今自分に欲しい存在は、自分の存在や仕事のしかたを認めてくれる人だと言っていた。

指導するときにも「アクノリッジメント」を

現代の若手社員は、叱られることや指摘されることに対して耐性が弱くなっています。実際に、面談をしているときに「失敗が怖い」「怒られるのは嫌だ」というキーワードを多くの人から聞く。

当然、成果を出してもらうために、やり方を変えてもらうよう指導することもあるし、場合によっては叱ることも必要です。

とは言え、部下の心を折らずに指導するためにも上手くアクノリッジメントし、自分のできている部分を認識してもらいつつ、もっと良くなるためのアドバイスをプラスアルファとして伝え、部下の動機づけをしながら対話をすることが有効なのです。

アクノリッジメントのしかた

認め方には褒めることで存在を認めることもありますが、褒められることを動機づけにした場合、褒められない時に自分の行動に価値を感じづらくなって行動が伴わなくなったりします。

また、褒められることを目的とした場合、常に誰かの評価に自分の身を置くことになり、他者の期待だけに応え続けることに人々は疲弊してくるのです。

アクノリッジメントをする場合は、下記のようなことをヒントとし、内的動機付けをすることで自発的な動きができるように促していきたい。

  • 行動や想いに対して、ねぎらいの言葉や感謝の言葉を伝える。
  • 挨拶をする
  • 観察したことをそのまま伝える。(例えば「髪を切ったんだね」など気づいた変化を伝える)
  • 相手の話を聞き、受け止めてあげる。

 

さぁ、あなたが明日からマネジメントや部下育成の中でやってみたいことはどんなことですか?

あなたのチャレンジが、必ず変化を起こすきっかけになると思います。

コメント

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